●活動内容
生物部は創部以来、「ラン科植物の無菌培養に関する研究」を行ってきました。現在では、その研究成果を生かして、小笠原固有種であるアサヒエビネの研究を東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)、小笠原野性生物研究会と協力して取り組んでいます。これらの調査・研究の成果は、東京や千葉の発表会で発表している他、国立科学博物館筑波実験植物園企画展「ラン展」でも紹介されました。
また、本校周辺の谷津に生息する昆虫について、継続して調査を実施しています。毎年ホタルの観察の他、採集した昆虫の標本を作成し、昆虫の分布や個体数について研究をしています。
●目標
・ 絶滅危惧種アサヒエビネの無菌培養による増殖
・ 各種稀少ラン科植物の保護と増殖
・ 我孫子市谷津ミュージアム設立に向けて昆虫類を中心とした調査保護活動
令和5年度 |
北硫黄島の原産で絶滅危惧種IA類に指定されているシマホザモランの種子を小石川植物園から分譲され、無菌培養による保護増殖に着手した。 |
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令和2年度 ~ 令和4年度
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コロナ禍により実績無し |
令和元年度 | ジャパンバードフェスティバル2019環境学会 優秀賞受賞 |
小笠原稀少野生植物保護増殖事業に協力し、絶滅危惧種アサヒエビネの種子数に関する研究を報告した。 |
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成東・東金食中植物群落に自生するムカゴトンボの試験的な植え戻しを実施した。 |